私たちが大切にしている土のお話をさせていただきます。

近年では「オーガニックコットン」という言葉が広く知られるようになりました。
しかし昔は、そのような言葉が存在する前から、人々は自然とともに綿花を育てていました。
時代の流れとともに大量生産が進み、世界中で効率を重視した栽培方法が広がっていきました。
一方で、昔ながらの栽培方法を大切に守り続けてきた小さな村もあります。
私たちがご縁をいただいている綿花畑は、村全体で綿花とにんにくを育てながら暮らしている、自然豊かな農
村です。
今も続けていられるのは商社に見つからなかったお陰です。笑

にんにくを一緒に育てることは、この地域で昔から受け継がれてきた知恵の一つです。
農薬を使わずして害虫を寄せ付けない…自然と共生しながら綿花を育てる暮らしは、今も変わることなく続い
ています。
この土地では、土づくりも自然の営みに寄り添いながら受け継がれてきました。
雨が降り、風が吹き、太陽が照らし、土の中では目には見えない小さな微生物たちが命をつないでいます。
れんげはこの豊かな土こそが、おいしい野菜や元気な綿花を育む土台であると感じています。
その土にしっかりと根を張り、自らの力で育った綿花は、大きくふっくらと実ります。
そして、その綿花の持つ風合いや個性を大切にしながら、一本一本の糸へと紡いでもらいます。
布は、糸だけで生まれるものではありません。
その始まりは土であり、水であり、風であり、太陽であり、そして何世代にもわたってこの土地を守り続けて
きた人々の想いです。
れんげはそのすべてに敬意と感謝を込めて、一枚一枚の布をお届けしています。
この布に触れたとき、やさしい風合いだけでなく、その背景にある土のぬくもりや自然の豊かさ、人と自然が
共に歩んできた物語まで感じていただけましたら嬉しくおもいます。
生きとし生けるもの全てがやさしく微笑んでいますように…